• 2019年9月7日土曜日
アリスト戦記
アリスト戦記 https://blog.aristo-solutions.net/2019/09/201910.html

致知 2019年10月号「情熱にまさる能力なし」読書感想文

今月号は実に致知らしいタイトルで何より。(;´^ω^`)

ところで最近、致知だけでは飽き足らず「自助論」という本を読んでいる。イギリス人が書いた本で、「天は自ら助くる者を助く」というフレーズの元ネタだな。基本的には致知と同じことが書いてある。




情熱、行動、不屈、忍耐、努力、誠実、逆境。
致知読者なら読まなくても中身が分かるレベルでそのままである。

この手の思想は世界共通で同じなんだな。

そんな風に思いながら自助論を読んでいて丁度良いキャッチフレーズが見つかった。


漫然と森を歩いていても、薪を一本も見つけられない


なるほどね。確かに、イマイチな人は観察眼が備わっていない。
この「観察眼」が仕事の成果を致命的に左右する。

木からリンゴが落ちるのは誰でも知っているが、万有引力の法則と結び付けて考えたのはニュートンだけだった。
同じように、プロジェクトがトラブっている時に、「そのトラブルの本当の意味は何か?」を観察できないと対処ができない。

興味と感心を持って創意工夫を長年に渡って継続して続け、その結果として観察眼を身に付ける。
だから長きに渡って努力することが大事なんだ。観察眼を身に付けるには膨大な時間と忍耐を要するからな。

しかし、だ。

ここでちょっと斜めに考えて、「情熱を持って頑張って仕事しているのに観察眼がサッパリ身に付かない」というパターンはあるか? と考えてみよう。

あるなぁ~。(泣)

「何でこの人はこんなに頑張っているのに、こんな明らかなことにも気づかないんだろう?」って事例を見かけることが何度かある。
森の中で薪を見つけられないが如く、何も見えていない。。。

恐らく「気持ちは頑張ってるけど脳みそは頑張ってない」という状況に陥っているのだと思われるが、それはまた今月号の情熱とは別の話か。
情熱だけがあれば良いってもんじゃないという。。。

まあ、幸いなことに、僕はIT業界に関してはその情熱も観察眼がある方だと思う。
今後も「その仕事の本当の意味は何か?」という、興味と感心、観察眼を持って業務に望んでいきたい。

では、本編に行ってみよう。
今月の表紙は音楽家で指揮者の佐渡裕氏か。

音楽家とか芸術家には情熱って言葉が似あうよね。(´^ω^`)




情熱にまさる能力なし

記事によると、佐渡氏は母親もまた音楽家で、生まれた時から音楽の英才教育を受けてきたそうだな。
音楽家というのはこんな風に子供の頃から音楽やっている人が多いと聞く。

同じような話を相撲でも聞いたことがある。
相撲の世界もまた、部屋に入るのは早ければ早いほど良いそうだ。
力士の中にも中卒、高卒、大卒で入門する人がいるが、一番望ましいのは中卒。欲を言えば小卒で部屋に入れたいのだそうだ。
何故かって言うと、そうでないと相撲勘というものが養われないらしい。

音楽もたぶん同じで感性みたいなものがあって、それは幼児期から鍛えないと厳しいものがある、というのではないだろうか?

自助論に記述されている観察眼、記事中にある一所懸命も同じ類のものだと思う。感性が磨かれているかどうかが実力の分かれ目ということだろう。

僕とか一般の労働者は就職してからその仕事の勘を磨くことで間に合うものだが、それでも子供の頃に適切な教育を受けなかった人は大人になってから困る事になると先月号に書いてあるから、中々シビアな話なのかもしれん。

ならば、人は感性を磨くにはどうすれば良いか?
僕が気になった個所はここだ。

「一流と二流の差はどこにあると思われますか?」
「人間はルーティン化していくことの方が楽なわけですね。でも、僕らは一回一回、創造物を作っている」

なるほどな!!
確かに、「同じルーティン仕事を真面目に30年続けました」⇒リストラ、みたいなパターンってありそう。

ルーティン作業を継続することを努力とは言わない。
それはただ時間を費やしているだけである。
毎回新しい課題を持って創意工夫と改善していくことに価値がある、ということだろう。

でもこれ、なかなか難しいね。
ちゃんとやっているつもりでも、人間、知らないうちにルーティン化していることってあるでしょ?
途中で気付ければ良いけど、気付かないまま何十年も経ってしまうと、いよいよ人生の危機である。

思うに、慣れて来るに従ってルーティン化してくるのは防ぎようが無い……と言うか、悪いことではない。そうなるのが自然の摂理である。
重要なのは、自分がルーティン化していることを自覚出来るかどうか、ではないだろうか?

例えば僕の場合、本職はプログラマーなわけよ。プログラミングなんて数年もやれば慣れてくるもんだ。
でも僕はそれで終わりにしてなくって、その仕事に慣れてきたなぁと思う頃には、「次は設計書の在り方について考察してみよう」とか、「プロジェクトマネージメントについて理解を深めよう」とか考えるようになる。
最近は経営もやってみようと思い、フリーランスになって、次は頑張って法人を作ってみようかと思っている。

やってる作業は同じJavaプログラミングなんだけど、昔よりも今の方が知見を持って作業出来ているはずだ。
同じプログラマーでも、設計に知見のあるプログラマー、マネージメント目線のあるプログラマーは違うものだからな。
仕事に慣れてきたら新しい目標を探す、を継続すること。これが大事だと思う。

「一回一回、仕事は情熱を持って毎回真剣に頑張っています!!」「自分でも知らないうちにルーティン化してました」

では目も当てられない。

情熱はもちろん大事だけど、「情熱とは何か?」と言葉の本当の意味をちゃんと考察して、常に忘れないこと。
これが本物の情熱ではないか、と思う。

以上

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