• 2019年4月5日金曜日
アリスト戦記
アリスト戦記 https://blog.aristo-solutions.net/2019/04/20195.html

致知 2019年5月号「枠を破る」読書感想文

今月の致知は、ディズニーランドの加賀美敏夫氏!!

いやぁ、実はね、僕のハニーがディズニー大好きで。
結婚した僕はハニーがディズニーランド行きたいって言うもんだから、朝4時に起床。

ディズニーランドの開園時間は朝8時だが、その1時間前の朝7時に到着する。その時点でもう入園ゲードに長蛇の列が出来てるの。

入園する前から戦いは始まっている。

ディズニーランドの人気アトラクションは早い者勝ちな所があって、入園ゲートの前の方に並んで、入園後すぐに動かないとアトラクションに乗れなかったりするんだよな。
そのため、こんなに早く行かなければならないの。

入園するだけでこの有様なんだから、入園後も壮絶な戦いが待っているのはご想像頂けると思うが、そこまで書いていると記事が長くなりすぎるので省略する。

でも、僕が如何にハニーの為に粉骨砕身しているかはご理解して頂きたい。

しかし、だ。
こんな話を聞いたら、男だったら大抵は「ウゲェ、ディズニーランドなんて行きたくねぇ!!」と思うよね?

ところが、こんな泥沼の戦いなのに、中に入っちまえば不思議とストレスは感じないのよ。
ストレスを感じさせない為の工夫が凝らされてるから。

恐らく、「お客様の気持ちに配慮する」という能力においてはディズニーがぶっちぎりの世界一だと思う。
それくらい隅々に至るまで髄を凝らし尽くされているのよ。

もちろんスタッフも相応に鍛え上げられており、スタッフのキャリアはディズニーランドを退職後も立派だ。
「元々はディズニーランドで踊ってましたが、今は一般企業向けの新人研修の講師でビジネスマナーを教えています」という人を実際に僕は知っている。

つまり、「ディズニーランドは子供の遊びではない。顧客対応という面で万能的な能力を発揮する」という側面があるんだ。

それを作り上げた加賀美敏夫氏は一体どんな経営哲学をお持ちなのか。
では、本編に行ってみよう。




経営の枠を破る

こんな世界を日本の子供たちに見せてやりたい

オリエンタルランドの経営は、初代川崎千春氏、二代目高橋政知、三代目加賀美敏夫氏と長きに渡るバトンリレーで行われてきたそうだ。

その最初に川崎千春氏の「こんな世界を日本の子供たちに見せてやりたい」があったそうだ。

よくこんなことを思うな。
こういうのをね、大欲って言うんだ。


  • 凡人は、「自分の子供に見せてやりたい」程度には思うんだよ。これを小欲と言う。
  • 凄い人は、「日本の子供たちに見せてやりたい」と思う。これを大欲と言う。


僕だって「ハニーをディズニーランドに連れてってやらねば」くらいには思うけど、「日本の子供たちに見せてやりたい」とか到底思わんわ。

普通そうでしょ?

この辺りが経営理念なんだろうなぁ。
致知ではよく『経営には経営理念が大事』って言うけど、やっぱり凄い人は根本的に思っていることが違ってて……。

僕は「日本の子供たち」なんてこれっぽっちも思わんわ。見当もつかない。

僕もこれから会社を作っていくわけだけど、まず経営理念を探さないといけないな。
「とにかく自分が食っていくことで必死なんです」なんてのは理念じゃないから。

僕が「これだ!!」って理念を見つけるのは難しそうだが、頑張るしかあるまい。
そのヒントが致知にあると助かる。

権限移譲で人が伸びる

ほえ~。
ディズニーランドは現場に最大限の権限を持たせていて、マニュアルなんか殆ど無い。
アルバイトを含め、殆ど全部現場判断でやっているそうだ。

それで東日本大震災みたいな緊急時にも最も適切に回るんだと。

凄いなぁ。

この話はきっと前職の社長が好きだろう。
前職の社長は、社員一人一人が自分の力で仕事することを望んでいた。

その気持ちは分かるが、僕は反対だったんだよな。

僕は仕事においては完全なトップダウン思想だ。
トップダウンとは、即ちマニュアルである。

スキルの高い人間が上に立ち、マニュアルを作成する。
下の人間はそれに従って職務を遂行することで組織は回る、と思っている。

それこそ、軍隊アリのように挙動することが組織の理想というのが僕の思想で、その為に僕はあらゆる行動をマニュアル化、エビデンス化する。
マニュアル経営、マニュアルマネージメント主義。
ディズニーランドのようにアルバイトなんぞ権限を丸投げするなんてとんでもない!!
という考えの男。

でも実際、ディズニーランドは下の人間に投げちゃうようなやり方で回っているんだよね。どうやったらそんなことが出来るんだろ???

プロジェクトを運営していると、それこそ最低限の所作も出来ないような人間はいるんだよ。
例えば、


  • 会社に来ない。
  • 寝ている。
  • 何も理解していないのに「分かりました!!」と嘘を言って誤魔化そうとする。
  • 風呂に入っていなくて異臭が周囲に害悪を及ぼしている。


とかとか。

そういうボーダーラインを下回っているトンデモ人間までひっくるめて全部面倒を見る所にプロジェクトマネージメントの本質があると思っているんだけど、確かにディズニーランドではそういうのは見たこと無いなぁ。

ゴミ掃除の親父に至るまで、全員が高品質なのがディズニーランドである。

何かコツがあるんだ。
そう思って読んでいると、「思い切って権限移譲することが大切」とある。


  • 一般社員のレベルを上げるには権限移譲が最も有効。
  • 見込みのある人にはチャンスを二回、三回と与える。
  • 変えるべきことと変えてはいけないことを見極める。


なるほどなぁ。

分かるけれども中々難しいよね。
実際の会社だと、人間の性質として「他人を低評価したい」という作用が働くんだ。

一回ミスると永遠に蒸し返しされるとかね。
「もう一回チャレンジすれば次は上手くやれるんじゃないかな?」って人がいても、過去にミスったことがあるという蒸し返しが永遠に続くから、その人は転職して転職先で経験を生かしてチャレンジする、という残念な悪循環。

チャレンジ費用は自社が負担し、成功は他社に取られる、という悲惨な結果が起きる。

ディズニーランドは、そういう精神的な悪循環の解消に成功しているのだろう。
やっぱりスピリッツが良い会社なんだ。

常にいまが一番大変な時

最後はよく聞く変化への対応で締めだ。
これはね、僕は嬉しいの。(´^ω^`)

だって、これだけの偉い人が変化に適応することの重要さを説くという事は、逆に言えばそれだけ変化に適応しないで怠けている人が多いということでしょ?

僕はね、その辺は常に注意深く気を付けてるの。(´^ω^`)
「危機意識」「変化への対応能力」という点では絶対に僕は上位に位置していると自信があるの。(´^ω^`)

だから偉い人が「人間は常に危機感を持って、変化を敏感に感じ取って、チャレンジしていかなければならない」と言ってくれると、「自分はその観点では油断していなから、まだまだ十分に戦えるな」と自信を持てて嬉しい。(´^ω^`)

終わりに

と言うわけで、ディズニーランドを運営するコツは、結局はスピリッツみたいな部分なんだろうな。

高いスピリッツを維持し続けること35年。

それが出来れば成功すること間違い無しなんだろうけど、言うのは簡単でも実践することは難しい。
ましてや、自分だけならともかく組織全体のスピリッツを維持するってのは至難だろう。

その為にも、僕はまず会社の理念ってものを考えなきゃいけないなぁ。
「こんな世界を日本の子供たちに見せてやりたい」って程ではないにしても、もうちょっとこう、人様が聞いて立派な理念ってものを持ちたいと思う。

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