• 2018年12月9日日曜日
アリスト戦記
アリスト戦記 https://blog.aristo-solutions.net/2018/12/201812.html

致知 2018年12月号「古典力入門」読書感想文

今月の致知は「古典力入門」。

は?(;´・ω・`)
何の話ですか?

今までの致知を思い返してもこのテーマは異色

まあ、ビジネス界隈では孫子の兵法が現在にも通じることは有名であるから、それと繋がるテーマなのだろうとは推察するが……。

でもタイトルは「ビジネスは孫氏の兵法に学べ!!」みたいな直球ではなく、「古典力」と、何とも抽象的だ……。

ともかく、タイトルだけ見てもチンプンカンプンだから、本編に行ってみよう。

今回の対談は出口治明氏と、數土文夫氏。
共に立派なキャリアの持ち主で、ビジネスを推進する上での教訓は全部古典から学んだものだという。

さてどんな内容か……。




人生を導いてくれた古典の教え

要点

う~ん、難しい!!

しかし、決して意味不明な話をしているわけではく、むしろ正しいことを言っていると思った。
僕なりに趣旨を要約すると、こういうことだ。


  • 古典に書かれている内容は、過去の歴史の中に存在している実際の出来事である。
  • その中には、過去の偉人達の成功談や失敗談が沢山書かれている。
  • それらは言わば「前例」であり、現代人は古典を読むことで「前例」を学ぶことが出来る。
  • 従って、古典を学ぶことは現代のビジネスや教育にも役に立つものである。


つまり、「古典というのは単なる古ぼけた小説ではなく、時代の変遷に依らず普遍的に有効な地に足の着いた学問なんだよ」と、そういうことだ。

有名なエピソードを挙げると、「泣いて馬謖を切る」だ。

馬謖という諸葛亮孔明が目をかけていた優秀な武将がいたんだけど、馬謖は命令違反をやらかした果てに敗戦したから、責任を取らせる為に処刑した。


  • 組織においては、規律を守ることが最も重い。
  • 上司の好みでエコ贔屓するな!!


という話だな。

これは現代にも通じる話であることは言うまでも無く、現代のビジネスマンは三国志を読んで組織とは何たるかを学ぶべき、と、そういう話だ。

なるほど、確かにごもっともである。

僕の好きなエピソード

それを踏まえると、誰だって好きな古典のエピソードの一つや二つはあるだろう。

この対談の中でも両氏がいくつか好みのエピソードを挙げているが、かく言う僕の好きなエピソードはというと、これかな。




解説すると、こういうことだ。


  • 究竟:仏様の悟りの境地のこと。
  • 理即:そこらの凡人が案外幸せに生きていること。
  • 大欲:際限無く超絶的に欲深いこと。
  • 無欲:欲がこれっぽっちも無いこと。


これらは全部同じという意味だ。
「欲」とはそのまま考え方のスケールであり、欲が壮大である人間の方が優れているという意味だ。

例えば会社において、「自分の周りを綺麗にしたい」と思う人は、自分の机の上を掃除する。これは小欲であり、「自分の周り」しか考えていない凡人である。

「会社全部を清潔にしたい」と思う人は会社全域の対策に着手する。これが大欲であり、管理職である。

「日本を清潔にしたい」と思ったら、もうサラリーマンではなく政治家をやっているだろう。


このように、人間は「欲」が大きければ大きいほど優れた人間になっていき、究極的にはお釈迦様である。

僕はまだまだ小欲しか持てていない人間だが、これからどんどん大欲を持つようになっていきたいと思っている。

まとめ

こういう風にパッと自分の好きな古典のエピソードが出てくることを考えると、僕は我ながら「古典力」がある方なのではないかと思う。

ただし、間違えてはいけないのは、「古典力」とは別に古典に詳しいって意味じゃない。

「泣いて馬謖を切る」のエピソードを知らなくても「組織で規律を守るなんて当たり前だろう」と分かっているのであれば、別に問題は無いのだからな。

媒体はゲームでも漫画でも何でも良い。

古典に記されている「人間社会に時代に依らず存在する普遍的な価値」は、漫画、ゲーム、ドラマ、ネットなど媒体を問わず普遍的に根付いているものであるから、それらを見て日常的に意味を汲み取れなければならない。

仁、徳、友情、不屈、勧善懲悪。
漫画もゲームも大抵はそういう風になっている。
そういうのを見たら、ちゃんとそれを自分の血肉に変えていかなければならない。

日常生活のあらゆる情報から、まるで古典を読むかのように学ばなければならない。
それが本当の古典力である。

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